ひと月くらい季節が戻ってしまったような寒さの桃の節句となりました。
マレーグマの皆様、どうぞ風邪などひかないようにお過ごし下さいね。
さて、改めて。
先日管理人はとべ動物園を訪れ、
シャインくんに再会する機会に恵まれましたので、
本日から3回にわけて訪問記を投稿します。
管理人にとっては、2013年5月以来のとべ動物園です。
シャインくんにお嫁さんが来たらまた行こう、なんて思っていたら、
2年近くも経ってしまいました。
2009年9月生まれ、まだ5歳と若いシャインくん。
初めて会った3歳8か月の時と比べて、どんな立派なマレー青年になっているのかな。
土曜日の朝。
飛行機の遅延もなく、運良くバスの乗り継ぎも順調で、
午前10時20分にはとべ動物園にたどり着いた管理人。
エントランスを園内の時計入りで撮って記憶代わりに。

とべ動物園にはいろいろ気になる魅力的な動物さん達がたくさんいらっしゃるのですが、
まずは一番にシャインくんのところへ。
エントランスからは登り坂のベアストリート(BEAR ST.)の一番奥。
坂の上のマレーグマ舎。
おはようシャインくん。久し振り~! …って言いたくて。
…ところが。

シャインくんの姿が見えません。
櫓の上、柵の隅々、天井までよ~く探してみましたが、見えません。
もしかして、寒いから展示中止?
エントランス近くにある管理事務所まで行って伺うと、
受付の方が無線で飼育員さんに問い合わせて下さいました。
マレーグマ、展示はしているけど、お部屋への出入りを自由にしてあるとのこと。
でもこの時、扉はこんな感じで閉まっていたんです。

出入りを自由にしてあるというのは、どこの動物園でもどんな動物さんでも時々あること。
でもそれって扉を開けてある、ということでは?
しばらく頭の中に疑問符がいっぱいのまま、マレーグマ舎前で右往左往。
ちょうどベアストリートを歩いて来られるスタッフさんの青い制服が見えたので、
坂の上からすごい勢いで聞いてしまいました。
「出入口の扉閉まってるんですけど!?」
お話できる近さでお顔を拝見して、すぐに有名なあの飼育員さんだと気が付きました。
大変失礼いたしました。
なんでもシャインくん、外で何か気になったりイヤなことがあったりすると、
お部屋に入って自分で扉を閉めてしまうとか。
自分で扉を閉める??
引き戸を閉めるのだそうですよ!
そして外に出たくなったら引き戸を手で開けて出てくるのだとか。
シャインくんすごい!!
引き戸をぴしゃっと閉めて、にゅっと手だけ出して、
扉に「休憩中」の札を架ける、漫画のようなシャインくんの姿の妄想が止まりません。
中では何をしているんだろう?
少しの間、にやにやしながら閉まった扉だけをじっと観ていました。
ただ、いつ扉が開くのかは、シャインくんのみぞ知ること。
11時にオープンのレストランで早めにお昼を頂くことにしました。

アフリカゾウさんのトレーニング風景を眺めながらお昼。
おいしい松山ラーメンを頂きながら考えました。
何がきっかけでシャインくんがお部屋に入っちゃったのかはわからないけど、
ひょっとしたら今日は会えないのかもしれないな、と。
でも、それでもいいんです。
いつでもお部屋に帰ることができるというのは、ストレス軽減になっているのだろうし。
そうできるようにして頂いているのもありがたいです。
レストランを出て、12時頃にマレーグマ舎に戻ってみる。
すると。


扉が開いている!

外に出てきていたシャインくん!
その2へ続きます。